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足もみと足ツボの違い|足ツボの本質は信仰心

2023.3.5

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▼足もみと足ツボ|「台湾式」という先入観

 

▼はじめに

 

世間で足裏を揉む健康法は「台湾式足ツボ」という言葉を最も耳にする。この「台湾式」が「ルーツの異なる2種類の手法に大別される」ことを皆さまはご存じだろうか?

 

世間で主流となる台湾式は、足裏の「神経反射」を主目的とした「西洋式」である。一方、世間であまり馴染みのない方法、道具を使い「老廃物」という物理的問題に特化したアプローチが「東洋式」である。私達は「台湾式足ツボ」という言葉に、すでに多くの先入観を抱いているが、その蓄積した知識を一旦手放すことが「本当の東洋式」を理解する上での早道となる。

 

私達が世間で知る「足ツボ」は西洋思想・西洋医学が主体。例えるなら「日本人のようなモノ」だ。私達は東洋人だが、西洋思想を常識とするように、町で見かける足ツボもパッと見は東洋医学だが、中身は西洋医学となる。対して「足もみ」と呼称を変えた場合、東洋思想・東洋医学が主体となる。

 

この「自然を原理とする東洋思想」は「宗教を原理とする西洋思想」とは全く価値観が異なる。西洋思想の常識は東洋思想における非常識となり、また西洋の非常識は東洋の常識となる。弱肉強食の自然を原理とする東洋思想は、宗教色の強い西洋思想と比べ甘くない、厳しい世界観を持つ。

 

また多くの日本人は「いた気持ちいい」という言葉で表現されるように「中間と融合」を好む。しかし、この「中間の選択」は整体において最も意味をなさない。例えるなら「日本の政府のようなモノ」だ。新型コロナ対策で「ステイホーム」と外出自粛を呼びかける一方で、経済対策で「GO TO トラベル」と外出を促す。この「どっちつかずの態度が平均的な日本人の志向性」である。

 

当店ではお客様の求めるモノが「東洋の足もみ」か「西洋の足ツボ」か、最初の問診で確認する。それぞれの良いトコを求めれば、日本の政策と同様、矛盾が生じて意味がなくなる。そのため「思想と価値観を統一する」ことから始める。

 

▼目次

 

  • 足もみと足ツボ、官足法と若石健康法
  • 世間でいう足ツボは神経反射療法
  • 反射療法の生みの親はアメリカ人
  • 台湾式足ツボの創始者はスイス人

 

  • 東洋医学に神経という概念はない
  • 西洋人による東アジア支配が反射療法の起源
  • 足の汚れ(沈殿物)が万病の原因だった

 

  • 官足法の創始者は台湾人
  • 若石健康法が日本に伝わる
  • 足ツボは西洋の神経反射、足もみは東洋の老廃物除去

 

  • 神経反射療法は西洋の医者の勘違いから生まれた
  • 医者の勘違いを世界に広めたのは神父の思い込み
  • 反射療法の科学的根拠はプラシーボ効果

 

  • 人間社会の本質は夢や希望を信じるコト
  • 反射療法はこの世に存在して良い作り話(嘘も方便)
  • 若石健康法と官足法では腎臓の反射区が異なる
  • むちゃくちゃでも揉めばいいんだ!

 


 

▼足もみと足ツボ、官足法と若石健康法

 

世間で「台湾式足ツボ」または「リフレクソロジー」と呼ばれる、身体に心地よい健康法は「若石(じゃくせき)健康法」が原点、川で言えば源流となる。しかし業界にはもう1つの原点があり、それを「官足法(かんそくほう)」と言う。

 

官足法を源流とし、その支流として分かれるモノは、世間で主流となる若石健康法とは源流が異なることを主張するため、よく耳にする「足ツボ」ではなく「足もみ」と呼び名を変える。足もみと呼称を変えた場合、たいていのイメージ写真には「木の道具」が出てくる。それはパッと見でも痛そうな印象を受ける。

 

 

そこで支流で言えば「足もみと足ツボ」の違い、源流で言えば「官足法と若石健康法」の違いを説明する。

 

 

▼世間でいう足ツボは神経反射療法

 

世間で足ツボと言えば「神経反射区」を思い浮かべる。胃のツボ、腸のツボと描かれた部位を押さえて痛いと「ココがお疲れですね」と言ったことを述べる。

 

 

「足もみ」も足を揉む以上、神経反射区を用いても良いが、極論コレを必要としない。反射区の話は一切しなくても、施術が成立するのが「足もみ」最大の特徴であり「足ツボ」との違いとなる。

 

▼反射療法の生みの親はアメリカ人

 

そもそも「神経反射療法が生まれたのは20世紀」に入ってから。1913年、アメリカの医者(ウィリアム・フィッツジェラルド)が学会で発表した「健康のための反射学」

 

その後1916年、アメリカの学者(E・W・ボーウァー)が、この健康法に対し「反射区治療法」と命名した。

 

さらに1925年、スイスの看護婦(ヘディ・マザフレ)が、反射区に関する医学書を出版した「未来のための健康」

 

最後に1970年代、スイスのキリスト教神父(ジョゼフ・オイグスター)が、この「アメリカ生まれスイス育ちの健康法」を、布教先である「台湾」で普及させた。

 

▼台湾式足ツボの創始者はスイス人

 

ジョゼフ・オイグスター神父の「ジョゼフ」は中国語の当て字で「若石(じゃくせき)」と読み、若石健康法の創始者となる。日本で最も耳にする「台湾式足ツボ」は、スイス人神父の布教先が、たまたま台湾だったことに由来する。

 

そのため、神父の布教先がアフリカなら、きょう日本で普及した足ツボは「アフリカ式」となり、ブラジルなら「ブラジル式」となった。日本でお馴染みの足ツボは、本来、東洋や台湾とは縁がなく、唯一の接点は、神父の布教先がたまたま台湾だったため。

 


 

▼東洋医学に神経という概念はない

 

ただし足揉みの起源は、私達の想像通り中国にある。だが西洋人によって「神経反射療法」が生まれる以前の東洋では、そもそも神経という概念は存在しなかった。身体を解剖して神経を取り扱うのは西洋の解剖学であり、伝統的な東洋の医学書を開いても、どこにも神経など載っていない。

 

江戸時代までの日本を含む東洋人、中国伝統の医学は「漢方」である。漢方では「氣・血・水」の流れが健康をつくるのであって、断じて神経の流れが健康をつくるのではない。

 

 

▼西洋人による東アジア支配が反射療法の起源

 

反射療法の歴史は19世紀、西洋人が東アジア諸国を植民地支配したことから始まる。支配後に東西の文化が交流。最初に東洋医学に関心を持つ西洋人は、当然ながら医者であり、すでに述べた話に戻る。20世紀初頭、アメリカの医者が東洋医学を研究し「神経反射療法」を学会で発表した。

 

▼足の汚れ(沈殿物)が万病の原因だった

 

それでは植民地支配以前の中国では、どのように足を揉んでいたかと言えば、「足もみのイメージ写真」にあるように「木の道具」を使ってゴリゴリと、力強く揉むのが一般的だった。なぜかと言えば、そこには「神経という概念」は存在せず、官足法の本のタイトル「足の汚れ(沈殿物)が万病の原因だった」ため。

 

コレは歯の間にゴミが溜まり石灰化すれば歯周病、口腔トラブルの原因であるように、血液中のゴミ(老廃物)が重力の最底辺である足裏に沈殿し、それが血管の末端で石灰化すると、血液循環が物理的に悪くなる。血流が悪くなれば「万病の原因」となるので、その物理的なゴミを取り除く。

 

しかし、歯の間に溜まる歯石を取り除くことも容易なことではない。鋭利な道具を使いガリガリと削ってようやく落とせる。足裏に溜まる老廃物もコレと同様で、鋭利な木の棒、あるいは硬いヘラのような道具を使い「フライパンの焦げでも削ぐようなアプローチが有効」となる。

 

 

そのため、ひまわりのキャッチコピーは「心が折れそうで折れない」となり、また他店の足もみが「毒をかき出す」といった物質的な意味や、「世界一痛い」という力強さがキャッチコピーとなりうるのは、全て「官足法」の本のタイトル「足の汚れが万病の原因だった」ことに由来する。

 


 

▼官足法の創始者は台湾人

 

この「官足法」を創始したのは「台湾人」の官有謀(かんゆうぼう)氏である。官氏の来日が、日本で「台湾式」が認知された理由でもある。

 

官氏は1982年に来日し、足揉み健康法を日本に伝えた。ただし官氏の提唱する足揉みは、現在主流の神経反射療法ではなく、「沈殿物を対象とした物質的な話」であり、その物質に対するアプローチは、官足法グッズ(カニカニハサミちゃん)を見て分かるように「完全な力技」となる。

 

 

しかし、ペンチ(カニカニハサミちゃん)で爪際を挟んでいては、万人受けする要素はなく、一部の修行僧のような健康マニアしか心に響かなかった。それが日本の足揉みの黎明期、80年代の話。

 

▼若石健康法が日本に伝わる

 

それが、今日のような形で日本で足揉みが市民権を得たのは「若石健康法」である。若石健康法は70年代、まず台湾で普及した。その後90年代に入り、テレビやメディアを通して日本に波及した。

 

すでに述べたように、若石健康法は西洋人しか関わりがなく、コレを広めたのは「キリスト教の神父」である。そのため、キリスト教の思想が色濃く反映され、道徳的な宗教において人に痛みを与えるコトは「絶対悪」であり、健康のためだからといって、ペンチで爪際を挟むような行為は西洋の文化では罪に問われる。

 

神経反射は指先で肌を撫でるだけでも起こる。撫でるだけでも健康になれるなら万人受けする要素しかなく、若石健康法は瞬く間に世界に普及した。

 

▼足ツボは西洋の神経反射、足もみは東洋の老廃物除去

「官足法」も「若石健康法」もどちらも東西の文化は交流しているが、「若石」は西洋医学を重視、日本人にとって馴染みがあるのも西洋医学。私達は明治維新以降、当たり前のように西洋の文化・教育に接して今日に至る。対して「官足法」は創始者が東洋人なので「東洋医学」を重視した健康法。

 

話をまとめると「足ツボ」は西洋思想「神経反射」を主目的とし、「足もみ」は東洋思想「老廃物除去」を主目的とする。

 


 

▼神経反射論は西洋の医者の勘違いから生まれた

 

ここまで説明しても、いざ私が「足もみ」を始めると「そこはどこですか」と、お客様から「西洋の解剖学を背景とした答え」を求められる。

 

足ツボは神経反射を用いるが、「足もみは漢方を理論とする」ため、必ずしも反射論を必要とせず、ひまわりではコレを完全に否定する。なぜなら「神経反射論は単なる作り話」だから。

 

ここまで歴史から説明したように、19世紀西洋人がアジア諸国を植民地支配、20世紀初頭にアメリカの医者が東洋医学を研究し「神経反射論」を学会で発表した。しかし、東洋医学を研究する過程で、アメリカの医者は重大な勘違いをした。

 

東洋医学を紐解くと、至る所で使われるのが「氣」という概念。西洋で言えば原子の意味を含む、万物を構成する最小単位をいう。この氣という概念が、いかに賢い西洋の医者と言えども分からなかった。

 

私達も学生時代に記憶があるように、日本語について堪能で英語は片言しか知らないといった状態で英語に接した場合、英語を原文のママ理解しようとはしない。よく知っている日本語で日本で培った知識を背景に、書かれている意味を理解しようとする。

 

当然アメリカの医者もそうした。中国語の原文で書かれた初めて接するという概念を、それまで培った語学と医学を背景に理解する試みは、人間にとって極めて自然な行為である。

 

そうして「東洋医学を西洋の観点から研究して生まれたのが神経反射論」である。しかし解釈を誤った。「東洋の氣(経絡)と西洋の神経は、全く別物」だった。

 

東洋医学でいう「目に見えないが確かに存在する力の働き」を意味する(西洋で言えばカロリー又はエネルギー)。例えば、電気自動車は電気の力だけで動く。だが電気自体は目に見えない。見えなくとも、膨大なエネルギーは確かにバッテリーに存在し、重たい鉄の塊はすごいスピードで移動する。

 

私達の人間の身体もそうである。米やリンゴといった物質が、そのままの状態で身体を動かしている訳ではない。物質は胃で消化され、エネルギーと呼ばれる「目に見えない動力源」に変換されて身体は動いている。

 

その目に見えない動力源である氣の道筋(経絡)と、実際に目で確かめることのできる神経は「全く別物」であり、西洋の医者の勘違いから神経反射論は生まれた。

 

▼医者の勘違いを世界に広めたのは神父の思い込み

 

医者の勘違いから生まれた神経反射論を世界に広めたのは「キリスト教の神父」である。神父はその勘違いを信仰した。

 

 

若石健康法の本の表紙には、この健康法の「絶対原理」が描かれている。腕を広げた人物の絵、どこかで見たことはないだろうか?それは「レオナルド・ダ・ヴィンチの有名な人体図」である。また、十字架に磔にされた「イエス・キリストを想起する絵」でもある。

 

西洋医学と西洋思想。「西洋における絶対的権威のシンボル」を足裏にイメージを重ねると、親指が頭と重なる。土踏まずの辺りは胃に該当し、かかとは生殖腺に当たる。腕を広げると足の側面上部が肩と重なる。これが神経反射論の絶対原理、西洋人にとっては当たり前の話。

 

「天上の神」イエス・キリストを信仰しなければ聖書は生まれない。神話がなければ道徳は生まれない。道徳がなければ国を治めることはできない。全ては「秩序を維持するため」に、西洋の文化圏ではキリスト教を信仰する。コレを疑う者がいれば数世紀前なら処刑である。

 

しかし、西洋人にとって当り前でも国が違えば信仰は違う。例えば「大地の神」を信仰する国が中東にあるとする。天とは逆の大地への信仰は即ち「かかとを頭にして逆さになる」ことを反射論では意味する。かかとを頭に足裏にイメージに重ねれば、これまで生殖線だった反射区が頭となり、また頭だった反射区は生殖腺となる。

 

また上述のシンボルに捉われる必要もない。いかなる姿形を足裏にイメージしても「思想や価値観の出発点」としては一向に構わないのである。

 

▼反射療法の科学的根拠はプラシーボ効果

 

西洋の医者の勘違いとキリスト教神父の信仰心から生まれた健康法の科学的根拠は「プラシーボ効果」である。

 

中身が単なる小麦粉であっても(絶対的権威である)ハーバード大学の医者から「コレであなたの風邪は治る」と言われたら人は信じて疑わない。権威ある医者が言うのだから、必ず風邪が治ると思い込みソレを飲めば、体調が改善することが、世界中の学者は証明している。

 

プラシーボ効果により「信じる者は救われる」ことが証明された。街で見かける「神経反射区は偶像崇拝と同様」である。すなわち、人間の想像力の数だけこの世界に神は存在するが、その無限に存在する神の中でも最も有名な神、イエス・キリストの信仰と同義である。

 

だから、もしあなたが胃の調子が悪いのなら、足裏全ての部位を胃の反射区だと思えば良い。全て胃に効くというマイナーな神に相当する姿形が、この世界には存在して良いのだから。

 

全て胃だと信じて揉み、それで胃の調子が良くならなかった場合、それは「あなたの信仰心が足りない」と言わざるを得ない。「医者の勘違いと神父の思い込みが神経反射療法の本質」なのだから。

 



▼人間社会の本質は夢や希望を信じるコト

 

ある人間が「N○Kをぶっ潰す」と言う。その言葉に夢や希望を抱いた100万人の大衆に支持され1人の政治家が生まれる。しかしその政治スローガンは生涯叶うことのない「作り話」に終わる。単なる作り話から1人の政治家、1つの政党が生まれ、その政党の集合体によって(秩序を生み出す)国が成り立っている。「夢や希望を与える作り話を信じるコト」は人間社会における本質であり、神経反射療法は人間の本質を捉えた健康法と言える。


▼反射療法はこの世に存在して良い作り話(嘘も方便)

 

私達は子ども時代、枕元にプレゼントが置かれ「サンタさんが届けてくれたよ」と両親に言われて育つ。その話を聞き、赤鼻のトナカイと白髭のサンタクロースが空からプレゼントを届けてくれたと夢を抱く。だが小学校高学年ぐらいには夢の真実を知り強いショックを受ける。しかし真実を知るショックを差し引いても「サンタクロースの存在」は私達に豊かな子ども時代を与え、人生においてプラスの体験となるため、その作り話は次の世代にも受け継がれる。

 

神経反射療法もサンタクロースと同様である。人の善意から生まれる作り話は基本的に人を不幸にしない。身体が治ると心から信じた人は「プラシーボの治癒力」により実際に病気は治っている。私達人間にとってプラスに作用していることは紛れもない事実である。

 

ゆえに筆者はこの論考で神経反射療法を批判するつもりは毛頭ない。サンタクロースによって豊かな子ども時代を過ごした1人の人間として、この作り話を支持する。しかし現実ともキチンと向き合うことが大人の務めだと考えている。


若石健康法と官足法では腎臓の反射区が異なる

 

日本における業界の最高権威と言っても過言ではない「官足法」は、東洋と西洋、どちらの観点からも最重要である「腎臓の反射区」を、解剖学と整合性の合わない位置関係(副腎直下ではなく腸の辺り)に定めるが、このことをあなたはどう考えるか?

【参考サイト】https://kansokuhou.co.jp/

 

▼むちゃくちゃでも揉めばいい

 

官足法の創始者、官有謀氏の講演録。「無茶苦茶でも揉めばいい」という台詞が印象的。

 

 

私の答えは1つ、揉めばいいんだ!

 


 

【当店の理解を深めるリンク集】

 

▼水戸黄門に学ぶ人間社会の真理

イラスト付き解説|反射区不要論

 

▼「ひまわり式」の原理

大切なのは血流|足もみと脱力のすすめ

 

▼足裏健康法を歴史から紐解く

足もみと足ツボの違い|足ツボの本質は信仰心